投資に回しても良いお金の最適な割合はどれくらい?

投資に回しても良いお金の最適な割合はどれくらい? 増やす

投資(資産運用)が大切なのは理解しているけど、

実際どれくらいのお金を投資に回したらいいんだろう?

そんな疑問があってこちらのページをご覧いただいていると思います。

手元のお金の額は人それぞれですが、

実はどれくらいの資金を回したらいいかの目安はあります。

あなたにとってこの記事が参考になれば幸いです。

この記事を書いている人✔銀行員

✔ファイナンシャルプランナー

「銀行で投信を買いましょうと」は決して言わないのでご安心下さい。

この記事で伝えること

・お金を用途別に分ける

・どれくらいまで資産運用に回していいのかを知る

では早速解説していきますね!

まず大事なことは、資産運用してもいい「余剰資金」の洗い出しです。

生活に必要な資金まで運用資金に回すのではなく、「余剰資金」の中から運用するのが投資の大前提となります。

お金を用途別に分類

お金を用途別に分類

「投資は元本保証ではない」です。

通常、貯金や預金は金融機関ごとに1000万円までは「元本保証」なので、

例えば100万円を預けている間、100万円未満に減ることはありません。

しかし、100万円を投資する場合は、150万円に増える可能性もある一方で、

50万円に減る可能性もあるのです。

そのため、利益を追求して全財産を投資に回すのはとても危険です。

万が一、市場の大暴落に巻き込まれたら、大きく財産を失ってしまいます。

そこで、投資を始める前に「いくらまで投資に使って良いのか」についてしっかり考えておきましょう。

そのために、まずはお金を次の3つの用途に分類します。

  1. 生活費などすぐに使うお金
  2. 住宅購入費などいつか使う予定のお金
  3. 使う予定が決まっていないお金

①生活費などすぐに使うお金

一つ目のお金の用途は、生活費を始めとする「すぐに使うお金」です。

食費、光熱費、家賃、通信費など、生死に直結する必要なお金を指します

生活費は毎月ほとんど一定の方が多いため、1ヶ月に必要な費用はわかりやすいと思います。

貯金・預金の普通口座に振り込まれる給料のうち、一部分を使っていく人が多いでしょう。

生活費は、生命維持に絶対必要なお金です。

預貯金で堅実に保管しておくことを強くおすすめします

最低限、1ヶ月の生活費の3ヵ月分は常に普通預金口座に入れておきましょう!

②住宅購入費などいつか使う予定のお金

結婚、住宅購入、子供の教育費といった大きなライフイベントに備えたお金です。

あなたは既に結婚して子供がいて教育費に目途がついている人かもしれませんし、

独身で今後のライフイベントのイメージがまだ湧いていない人かもしれません。

住宅購入費や教育費など将来の大きな支出に備えてお金を貯めている人は、

そのお金を投資には使わないようにしてください。

遠い未来に使うお金であっても、用途が決まっているお金を投資に使ってはいけません。

投資初心者の悲しい失敗例でよくあるのが、

家を買うために1,000万円ほどの大きなお金を貯めたところで、

投資に使って大損して減らしてしまうことです。

1,000万円も投資に充てることができれば、利回り5%の場合、年間50万円もの収益が期待できます。

このリターンに目がくらみ、判断を間違えてしまう人が多いです。

お金に関しては、若いうちから金融のリテラシーを高め大きな方向性を決めましょう!

「初志貫徹」、「初心忘るべからず」

の方が結局うまくいくケースが多いと色々な方と出会って素直に感じます。

③使う予定が決まっていないお金

生活費などすぐに使うお金と、住宅購入費のように将来のために貯めているお金を除くと、

あとは「特に目的を決めていないけど貯めているお金」=「余剰資金」ができます。

これはまだ使う予定が決まっていないお金なので、投資に使っても良いお金だと考えられます。

とはいえ、使う予定が決まっていないお金のすべてを投資に使って良いかどうかは、

人によって答えが異なるでしょう。

そこで、2つのパターンで投資するのに適した割合を以下でお伝えしますね!

投資に回しても良いお金の最適な割合

投資をするのに適した割合

投資に充てる適切な金額は、あなたの生活状況や収入によってさまざまです。

「投資は○○円まで」とは言えないので、割合を一つの目安として2パターンお伝えします。

もちろん、現在から老後まで長期的な資産運用をイメージして資産運用を行いましょう!

投資に回しても良い最適な割合~年齢を目安とする~

”あなたの年齢”をひとつの基準にしてみましょう。

若いころは投資の割合を大きく、年齢を重ねるほど貯蓄に充てるという考え方がベターです。

例えば、余剰資金を100%としてあなたの年齢が25歳だったとします。

その場合、100-25=75%までは資産運用に回してもいいなどが一つの目安です。

100万円が余剰資金だったとして、

そのうち75万円までは株や投資信託などに回してもいいという考え方ですね。

将来老後資金作りのための資産運用ですので、

継続的に資産運用するのであれば、徐々に投資額を減らすのも有益な結果につながるでしょう。

てつや
だから早い時期から資産運用を始めるのが大切!

投資に回しても良い最適な割合~許容できる損失額を目安とする~

もう一つは余剰資金が「それなりにまとまった金額あるよ」という方向けです。

”許容できる損失額”をひとつの基準にしてみましょう。

どうしても資産運用は元本保証されているわけではないので、

元本が減ってしまった際の心理的なストレスを事前に排除しておきましょうという考え方です。

例えば、100万円の損失まで許容できるということであれば運用資金は300万円まで

という感じです。

なんで??3倍までも運用していいの?

と思われたかたは鋭いですね。

すごく簡単にいうと過去の統計上、運用資産は平均すると年5%くらいプラスになるけど、

1年で最悪1/3くらいまで資産を減らす可能性があるからです。

詳しくは、山崎先生の著書に記載がありますので、

まだ読んでない人は読んでおくことを強くオススメします。

\ オリエンタルラジオの中田敦彦さんもオススメ /

まとめ

まとめ

いかがでしたか?

投資に回してもよいお金の割合については、

  1. まずは、あなたのお金の色分けをしましょう。(余剰資金の洗い出し)
  2. あなたの年齢もしくは、許容できる損失額から投資していきましょう。

ということでした。

それでは、楽しい投資ライフを送ってくださいね。

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では本日はここまでにします。いつもありがとうございます。