自分の好きなことや得意なことでフリーランスとして稼ぎたい。
そんな思いを持つ日本人は年々増加傾向といいます。
どんなに有名な企業にいても将来が安泰とはいえない不透明な時代なので当然ですね。
しかしこのままで大丈夫なのか?という漠然とした不安はあるものの、
という思いもありますよね。
そんなあなたにおすすめしたい書籍が、高田ゲンキ著の「世界一やさしいフリーランスの教科書1年生」です。
高田ゲンキ(@Genki119)氏は、はイラストレーター・漫画家でベルリン在住のベテランフリーランサーです。
本書は高田氏が実践してきたことを具体的に教えてくれるフリーランスになりたい人のための入門書です。
・フリーランスの働き方に憧れている人
・どのように活動すればいいか迷っている駆け出しフリーランス
本書はタイトルに”フリーランスの教科書 1年生”と書かれている通り、駆け出しの人(もしくはフリーランスになりたい人)に向けての本です。
本書が伝える内容は以下になります。
①フリーランスについて知る
②フリーランスの働き方について知る
③フリーランスになる準備
④フリーランスになったらすること
⑤仕事の進め方
本書はイラストや漫画を織り交ぜながら説明してくれるので、非常にわかりやすいです。
活字が苦手という人にもおすすめのベストなフリーランス入門書になっているかと。
既にフリーランスとしての働き方を始めている人はもちろん、
現在副業などでスキルや知識をつけ独立に向けた準備をしている人、今まさに会社に囚われない人生を始めたいと思っている人にも読んでもらいたいです。
フリーランスとは
一般的にフリーランス=個人事業主となります。
個人事業主については「自営業」と「自由業」に大別できますが、著者は主に「自由業」的な生き方を本書で伝えてくれています。
△「自営業」・・・独立して自分でビジネスをする形態
〇「自由業」・・・自営業の中でもとりわけ場所や時間に囚われない仕事をする形態
また、フリーランスを高田氏は以下と定義付けています。
・自分ひとりで完結して、他者に「感動」を与えられる人
「すごく面白い」「すごく元気が出る」「仕事がものすごく早い」「商品のクオリティがすごく高い」
など何にせよ人の感情を揺さぶるものが「感動」です。
圧倒的なインパクトをひとりで生み出すことができる人はフリーランスに向いているといいます。
具体的にどんな人がフリーランスに向いているかについてもお伝えしていきます。
フリーランスに向いている人の特徴3つ
①楽観的な人
独立前後や駆け出しの時期はどんな人でも上手くいかないことが多く、周囲からの意見も厳しいことが往々にしてあります。
そんな時も「何とかなるさ」と思える性格の方が生き残れる可能性は高いでしょう。
②主体的な人
当然フリーランスは待っていても仕事は来ません。
自分で仕事を見つけ、自分で仕事を回す必要があります。
少なくとも駆け出し時は企画・営業・制作・経理などすべてのタスクを行うことになるので、主体的に物事を行っていかないといけません。
③上昇志向の強い人
上昇志向が強い=社会的な評価や経済的な成功へのモチベーションを高いレベルで維持することと著者はいいます。
フリーランスは常に競争の社会にさらされているので、少しでもクオリティがその他のサービスに劣後すればその影響は評価や報酬に直結します。
だから常に高いレベルを維持し続けるマインドを兼ねそろえておく必要があります。
フリーランスのメリット
フリーランスはやりたいことを仕事にする最適な手段の一つです。
しかし始めてみてから「こんなはずじゃなかった…」という事態を避けるためにもメリット・デメリットについても伝えてくれています。
以下フリーランスのメリットについて4つお伝えします。
①時間や場所に縛られない
②仕事もプライベートも選択肢が増える
③自分のためだけに働ける
④リスクが低い
メリット①:時間や場所に縛られない
フリーランスの最大のメリットです。
自分の人生や生活を自分のイメージ通りにデザインしたりコントロールが出来るからです。
具体的には、
①通勤がない
②好きな時間に働ける
③好きな場所で働ける
コロナでテレワークが普及して一般の会社員も①の素晴らしさに気づいた人も多いのでは?
それに加えて自分が働きたい時間に、働きたい場所で仕事が出来るって最高ですよね。
メリット②:仕事もプライベートも選択肢が増える
会社を辞めたくなる理由の多くが「人間関係の悩み」である点については思い当たる節もあるのではないでしょうか?
フリーランスになるとこの悩みからほぼ解放されます。
仕事のパフォーマンスは自身の能力だけでなく、誰と仕事をするかという点にも大きく左右されます。
フリーランスは嫌いな上司と仕事をしなくていいという点で最高ですね!
また、家族や大切な人との時間が増えることもメリットの一つです。
会社員であれば望まない転勤や単身赴任などがありますがフリーランスではありえません。
自分で仕事を組み立てて家族との時間も十分に確保することが可能です。
メリット③:自分のためだけに働ける
会社員やアルバイトは労働時間に対する対価を給料としてもらっています。
一方でフリーランスは時間ではなく、生産量に応じて稼ぎが増える構造です。
ですので、自分の作業効率やスピードが上がれば上がるほど稼げるようになります。
極論以下が可能です。
収入を5~10倍に増やすことが可能
労働時間を5分の1~10分の1に減らすことが可能
また、フリーランスは100%自分の得意な分野を活かして働くことができます。
これは異動や部署、役職のある会社員では成しえない点ですよね。
フリーランスは自分自身で専門分野も肩書も決めることができ、得意分野を活かしたスタイルで貢献しやすいプロジェクトに関われます。
メリット④:リスクが低い
という意見もあると思いますが、捉え方を変えると必ずしもそうではありません。
以下の場合では会社員に比べリスクが低いです。
①自分の判断で長期的なプロジェクトを継続できる
②失敗がキャリアに影響しにくい
①についてですが、会社というのは日単位、月単位、年単位で一定の成果を求められます。
会社は営利企業であり、従業員の成果で給料を払わないといけないので仕方がありません。
なので、長期的に続けることで成果が出るようなプロジェクトに参加する機会は相対的に少なくなる傾向があります。
フリーランスなら短期~中期的には赤字となるプロジェクトでも最低限の稼ぎさえ確保できていれば自分の判断で続けることができます。
②については、会社員は割とシビアに1つの失敗が今後の会社員人生に尾を引くことがありますよね。
フリーランスなら、そのクライアントとの仕事は以降なくなってしまうかもしれませんが、キャリアに傷がつくようなことにはなりません。
フリーランスは失敗を恐れずどんどん新たなビジネスに挑戦したい人にこそメリットがあると言えますね!
もちろん、フリーランスはメリットばかりではありません。
「こんなはずじゃなかった…」とならないようにデメリットについてもしっかり本書には記載がありますので参考にしてくださいね。
フリーランスを目指す人は是非読んでほしい
いかがでしたか?
コロナ禍を経験して日本での働き方も大きく変化を遂げようとしています。
会社に依存していれば良かった時代からますます「個人」としての生き方が求められる時代となっています。
そんな時代に「本当にやりたかったこと」、「これが仕事にできたら幸せ」ということがフリーランスならいつでも、今すぐにでも始められます。
まずは自分の得意なことやスキルを会社員として働きながら始めていくのもありです。
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本日はここまでにします。いつもありがとうございます。