こんにちは、FP兼複業コンサルのてつやです。
唐突ですが…先日Twitterでこんな投稿をしました。
「家計の収支がねぇ…」つみたてNISA3.3万、iDeCo2.3万。世間では当たり前のように言われる積立額だけど、この金額を出せない人だってたくさんいる。子供の学費、給与は上がらん、そこに物価高。でも焦らなくていい、自分のペースでいい。でも必ず家計の見直しはしてな!
— てつや@あなたの複業のお供 (@tetuya_888) November 1, 2022
たくさんの共感をいただくことができました。
でも、
そうです。
何となく家計に不安を覚える原因は家計における「家計支出の目安を知らないことが多い」
と相談に来られるクライアントさんとお話していて常々感じています。
平均や普通を知っていれば自分の家計が平均より上なのか、下なのかということは分かります。
上だからダメとか下だから安心ということではないのですが、「指標(目安)」を知っているのとそうでないのでは精神的にもだいぶちがってきますよ。
なので本日は、家計費の目安を年代別、家族構成別にまとめてみました。
ご自身で家計を見直してみようかなと思ったとき参考にしてみてください。
目安と比べてみてそれでも不安かも…と思った時はココナラでお待ちしてます。
では解説していきます。
家族構成別家計支出額の目安
次の表は総務省が実施している家計調査のデータを参考にした世帯別の生活費平均額です。
項目 | 単身世帯 平均額(1カ月) | 2人世帯 平均額(1カ月) | 3人世帯 平均額(1カ月) | 4人世帯 平均額(1カ月) | 5人世帯 平均額(1カ月) |
---|---|---|---|---|---|
住居 | 30,525円 | 24,652円 | 18,557円 | 15,074円 | 14,805円 |
食料 | 40,235円 | 68,273円 | 75,667円 | 86,316円 | 94,596円 |
水道光熱費 | 10,405円 | 18,754円 | 21,383円 | 23,247円 | 24,590円 |
家具・家事用品 | 5,377円 | 11,605円 | 12,872円 | 14,395円 | 16,127円 |
被服及び履物 | 6,374円 | 8,260円 | 9,903円 | 12,587円 | 13,024円 |
保険医療 | 5,714円 | 13,648円 | 12,877円 | 12,431円 | 13,562円 |
交通・通信 | 23,337円 | 46,611円 | 48,649円 | 50,921円 | 53,798円 |
教育 | 0円 | 854円 | 13,088円 | 27,789円 | 32,136円 |
教養娯楽 | 17,921円 | 23,999円 | 24,212円 | 29,987円 | 31,787円 |
その他の消費支出 | 29,077円 | 63,356円 | 59,065円 | 48,897円 | 48,243円 |
社会保険料 | 41,244円 | 55,850円 | 64,551円 | 70,808円 | 70,527円 |
※住居費の持ち家率は、単身世帯32.3%、2人世帯75.7%、3人世帯78.7%、4人世帯82.9%、5人世帯86.2%。
世帯人数が多くなるにつれて大きく金額が上がるのは、食料、水道光熱費・教育費です。特に水道光熱費は世帯人数が増えると比例して高くなるため、結婚や出産などライフステージが変化した段階で見直すのもおすすめ。
なお住居費は、持ち家の人などが含まれているため、安価な平均額となっています。賃貸の場合、エリアや環境、設備等の条件によって家賃の平均額が大きく異なることにはご注意ください。
年代別家計支出額の目安
「夫婦のみの世帯または夫婦と未婚の子供のいる世帯」(夫が世帯主)の消費支出を年代別にみると、平均額は次のとおりです。
項目 | 20代以下 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|---|
住居 | 35,745円 | 24,685円 | 17,059円 | 18,034円 |
食料 | 52,248円 | 70,109円 | 81,189円 | 83,979円 |
水道光熱費 | 16,689円 | 19,411円 | 21,918円 | 22,967円 |
家具・家事用品 | 9,583円 | 11,250円 | 12,128円 | 13,019円 |
被服及び履物 | 9,400円 | 12,983円 | 14,955円 | 15,354円 |
保険医療 | 9,176円 | 11,821円 | 11,929円 | 13,145円 |
交通・通信 | 36,230円 | 51,890円 | 56,759円 | 64,342円 |
教育 | 3,464円 | 14,058円 | 28,831円 | 29,978円 |
教養娯楽 | 19,374円 | 31,052円 | 37,817円 | 33,725円 |
その他の消費支出 | 33,067円 | 44,517円 | 57,450円 | 82,467円 |
年代が上がるほどに生活費の金額は増えており、費目別にみると、食費がだんだん上がっていく傾向にあります。
また、20代ではほとんど必要なかった教育費も、40~50代ではかなり負担が大きくなっています。
理想的な生活費の割合
上記の生活費は、あくまでも統計データの平均額です。
こちらでは月収に対して理想的な生活費の割合をご紹介します。
毎月の生活費の予算を組むときの参考にしてくださいね。
理想的な生活費の割合
一般的に「収入に対して、これくらいの範囲でおさめるべき」とされている生活費の割合は次の通りです。
✔住居費:25-30%
✔水道光熱費:5%
✔食費:15%
✔家具・家事用品費:3%
この他にも、通信費・保険料・車の維持費・教育費といった固定費、趣味やレジャーなどに使う贅沢費がかかるのもお忘れなく。
支出項目をすべてリストアップし、自分にとって理想の割合を計算しておくと、やりくりする目安が明確になり、健全な家計を保ちやすくなります。
また、月の貯金額は収入の20%程度が理想とよく言われます。
将来の目標や結婚資金、マイホーム購入などにあてるお金をコツコツ貯めていくためにも、月々の出費は収入の80%を越えない範囲に抑えるとよいとも言えますね。
まとめ
いかがでしたか?
生活費の平均額・理想の割合を知れば、あなたが何に余計なお金を使っているかが分かるようになります。
無駄を見つけたら行動に移し、ぜひ節約につなげてみてください。
生活費のバランスがよくなれば、貯金や自由に使えるお金が増えて、今よりも生活が豊かになるでしょう。
家計簿の付け方について詳しく知りたい!という方は以下の記事も参考にしてください↓
本日はここまでにします。いつもありがとうございます。