着実にお金を増やすなら「積み立て投資」|銀行や証券会社が教えてくれない理由

着実にお金を増やすなら「積み立て投資」|銀行は証券会社が教えてくれない理由 増やす

こんにちは。本日は、

悩めるAくん
結局、着実にお金を増やす方法は何なの?

こんな疑問について解説します。

結論から言うと、

・インデックスファンドで運用

・積み立て投資をする

なぜインデックスファンドかについては、以前以下の記事を書きましたので参考にしてください。

>>投資信託するならインデックスファンド。おすすめファンドも紹介

インデックスファンドの特徴について簡単にまとめておきます。

特徴

・手間がかからない

・幅広く分散できる

・低コストである

・リスクをコントロールしやすい

・誰にでも実践できて、素人でもプロと同等かそれ以上のリターンが可能

・短期間で大きな利益は期待できない

・面白みや刺激が少ない

メリット(赤字)とデメリット(青字)で比べた時に、着実にお金を増やすには理にかなった投資方法ではあります。

本日は、インデックスファンドが良いとわかったところで、どのようにして買っていけばいいのかについてお伝えしていきます。

着実にお金を増やす①:基本はひたすら「積み立て投資」

着実にお金を増やす①:基本はひたすら「積み立て投資」

インデックスファンドの購入方法については、「積み立て投資」がおすすめです。

積み立て投資とは、定期的に、たとえば毎月、一定金額(10,000円など)同一の投信を購入し続けることです。

「ドルコスト平均法」ともいいます。

「時間(時期)の分散」(ドル・コスト平均法)の例

「時間(時期)の分散」(ドル・コスト平均法)の例 出所:金融庁

POINT!毎月購入するので、購入価格が平準化され、市場が最高値のときにまとめて投資してしまうことや、最安値のときに買い損ねてしまうことを避けることが可能。

市場は日々変動していますので、毎月同じ金額で購入することで、株価が高いときには少ない量の投信を買い、株価が低いときには多くの量の投信を買うことができます

だから一定の数量を定期的に購入する方法よりは平均購入価格を下げることができます。

もうひとつ、積み立て投資の重要ポイントがあります。

積み立て投資は、買い方の説明しかありません。買いと売りをセットにして売買を重ねる投資法ではありません。

売りとは相場が下落したときに利益を取る信用取引の一種ですが、信用取引は身につけるまで勉強や経験も必要です。

取引を繰り返している間に損失も出るでしょう。

一方積み立て投資は基本的に買い持ちが特徴です。つまり、寝かせて増やすわけです。

当然、投資対象は寝かせていてるだけで利益が出るものが合っています。

投資対象が個別株の単一銘柄では、倒産して無価値になってしまう可能性があります。

企業の業績や株価をつねにチェックし状況に応じて売買する必要があり、そう簡単に寝かせておくわけにはいきません。

しかしたとえば、投資対象が「世界経済の成長」だったらどうでしょうか。

世界全体が同時に崩壊してまったくの無価値になってしまうことはあり得ません。

だから世界中に分散された株や債券のインデックスファンドこそ、積み立て投資に最適なのです。

着実にお金を増やす②:始めてしまえばあとは基本ほったらかしで大丈夫

着実にお金を増やす②:始めてしまえばあとは基本ほったらかしで大丈夫

積み立て投資ですが、各金融機関にある「投信積み立てサービス」を利用することができます。

このサービスを使えば、あなたが買い注文を出さなくても、毎月同じ投信を同じ金額、自動的に購入してくれます。

一度積み立てする銘柄と金額を設定すれば、それ以降は、毎月の購入についてはなんの手間もかかりません。

株価チャートに張り付く必要もなければ、企業の財務諸表を分析する必要もありません。

毎月の購入作業は金融機関が自動でやってくれます。

本当に「楽ちん」です!

悩めるAさん
「積み立て投資」(ドルコスト平均法)はタイミングを図って売買することと比べて有利なの?
てつや
考え方次第ですが、有利でも不利でもないと言わざるを得ません。

いくら購入価格が平準化されるといっても、一方で、投資タイミングを無視しているので、相場動向次第では、事後的に見れば投資すべきでなかった時期に、買い続けてしまうということはあり得ます。

もし、適切な投資タイミングがわかればそれに越したことはありません。

「相場の底」で購入して、「相場の頂点」で売却できれば、効率的にリターンを上げることができるでしょう。

しかし、適切なタイミングで売買するのは「言うは易し、行うは難し」で無理難題です。

そんなタイミングがわかれば投資の世界にプロは必要ありません。

アクティブファンドはプロが適切な銘柄を適切なタイミングで売買して、インデックスを上回る収益を目指す運用をしているのに、アクティブファンドの70〜80%はインデックスファンドに勝てていません。

結局、市場の動向を予測して投資タイミングを読めでもしない限り、必ず有利になる投資方法などありません

資産運用というと、資産を「売買すること」というイメージがありますが、基本的には資産運用は資産を「持っていること」を指します。

少額からたくさんの銘柄に分散投資できて、制度的にも手厚く守られている初心者向きの金融商品である投資信託。

そのなかから、手数料が低いインデックスファンドを選び、それを毎月積み立てていく。

それが『ウォール街のランダム・ウォーカー』が40年前から推奨する世界標準のスタンダードな投資法であり、ぼくもおすすめするインデックス投資です。

なぜ銀行や証券会社はおすすめしないのか?

なぜ銀行や証券会社はおすすめしないのか?

インデックス投資のことがもっと世の中で知られてもいいはずです。

銀行や証券会社の窓口やアドバイザーの人たちは、自分の顧客になぜインデックス投資をおすすめしないのでしょうか?

理由は簡単です。インデックスファンドが「低コスト」だからです。

あなたにとって低コストということは、金融機関にとっては低収益ということでもあります。

金融機関はインデックスファンドをいくら販売してもあまり儲からないのです。

金融機関も営利企業なので、利益を出さなければ存続できません。

投資信託を販売するのに同じ手間をかけるなら、投資家からたくさん利益をもらえる投資信託(多くのアクティブファンド)を売った方が、ビジネスとしての効率がいいのです。

購入時手数料をもらってしまえば、あとはその投資信託が値上がりしようが値下がりしようが、金融機関としてはあまり関係がありません。

投資信託の値下がりリスクはすべて投資家が負うからです。

一方でインデックス投資に使うようなインデックスファンドは、

・購入時手数料も信託財産留保額も基本的にゼロ

・運用管理費用(信託報酬)もかなり低い

金融機関窓口には、そんな薄利な商品よりも利幅がたっぷり取れる商品が山のようにあるのです。

しかも、毎年のように手を替え品を替え、増えていく傾向にあります。

金融機関の広告や窓口でのおすすめ商品が、それら利幅の厚い商品が中心となるのは自然なことです。

残念ながら、銀行も証券会社もあなたの資産を増やすことよりも、自社の利益を増やすことに熱心です。

でもそれは、営利企業として当然の行動であり、嘆いていても仕方がありません。

では、どうすればよいか?単純です。

✔あなたが少しずつ「お金」に賢くなる

✔低コストなインデックスファンドを「自分で選びにいく」

✔金融機関の窓口で積極的にすすめられるものは一切相手にしない

近年、金融機関の「手数料稼ぎ」が社会問題化したため、窓口販売のスタンスも変化しています。

参考:投資信託等の販売会社による顧客本位の業務運営のモニタリング結果について(令和2年7月3日、金融庁)

でも当サイトをご覧いただいているあなたは、ネット証券で口座を開設して良質なインデックス積み立て投資をしてもらえると思っています笑

参考図書:「お金は寝かせて増やしなさい」

本日お伝えした内容は、水瀬ケンイチ著の「お金は寝かせて増やしなさい」が参考になります。


投資のプロではないフツーのサラリーマンが15年以上実践してきた、個人投資家目線の「お金の増やし方」を指南してくれます。

インデックス投資って何? 投資信託のメリット・デメリット、運用は何をすればいい?etc

これから始める人にもわかりやすく投資術と心構えを紹介してくれています。

着実にお金を増やしていきましょう

着実にお金を増やしていきましょう

いかがでしたか?

あなたが着実にお金を増やしていきたいなら、

・インデックスファンドで運用

・積み立て投資をする

を心がけていくのがおすすめです。

我が家でもインデックスファンドで積み立て投資をしています。運用成績はこちらです。

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では本日はここまでにします。いつもありがとうございます。