こんにちは、てつや(@tetuya_888)です。
本日は資金繰り改善の方法3つを解説します。
コロナウィルスの影響で資金繰りがタイトな企業は増加しています。
セーフティーネット融資が整備されているものの、銀行の融資がおりないこともあります。
そんな時に試していただきたいことを解説していきますね。
こんな悩みを解決できる記事を現役銀行マンであるてつやが書きました。
では早速資金繰り改善方法について即効性のあるものから解説していきます!
資金繰り改善3つの方法
取引先に支払・回収条件の変更を依頼する
一番いい方法は取引先に条件の変更を依頼することでしょう。
・仕入先に対して、支払時期を延ばしてもらう
・販売先に対して、売上代金を早めに入金してもらう
これができれば必要な運転資金が減りますので資金繰りには効果てきめんです。
解説しておくと、
『必要な運転資金=売掛債権+棚卸資産-買入債務』
であらわすことができます。
売掛債権は入金を早めにしてもらうことで減少します。
支払時期を延ばし、買入債務を増加させることで運転資金を減らせるというロジックになります。
ただ、現実的にはこの方法は難しいです。
取引先にも資金繰りがあります。
自社の支払(または回収)条件が良くなる=取引先の条件が悪くなるです。
また、一般的に販売先はお得意様です。
なので立場上「販売代金を早く入金してほしい」とは言いにくいのが現実です。
では別の形で取引先に依頼できないかということを、次の方法として解説します!
取引先に回収方法の変更を依頼する
販売先から現金で回収しているのであれば、手形での受取りに変更できないかを依頼しましょう。
回収した手形を金融機関で割引してもらうことで資金繰り改善に繋がる可能性があります。
また、この方法であれば取引先も要請に応えれくれるかもしれません。
理由は、一般的に手形は商習慣上振り出しから期日まで3~4ヵ月というケースも多いです。
なので、取引先にとっても資金繰りの改善に繋がる可能性があるからです。
銀行でも貸出の審査が思うような回答をもらえなくても、手形の割引に応じるケースはあります。
であることが多いからです。
※もちろん割引を依頼される方の信用力も審査されています。
金融機関で事前に手形割引ができるかどうかを確認の上、回収を現金から手形に変更する。
手形割引も色々な要因で難しいという場合は続けて解説していきます!
ファクタリングを利用する
ファクタリングとは、自社が有する売掛債権を買い取ってもらい、その債権の回収を取引先に行ってもらう金融サービスです。
近年急速に普及している金融サービスの一つです。
以前は、中堅~上場企業向が大半でしたが、最近は個人事業主や中小企業にも利用しやすくなりました。
手形割引を手形ではなく売掛債権で行うとイメージしましょう。
ファクタリングの詳細はこちらの記事が参考になりました。
メリット
- 手形と同様に割引をファクタリング業者にしてもらうことが可能
- もし取引先が支払不能になれば、その債権はファクタリング会社が支払ってくれる
- 領収書発行が不要なため、印紙代や送付時の切手代が不要でコストも削減できる
- 最短即日で資金化が可能で、保証人や担保が不要で借入にはならない
デメリット
- 取引先が破綻してもファクタリング会社が支払ってくれるので、その分手数料が一般的に割高
- 自社と取引先の双方がファクタリング会社と契約をしなければならない
調達率93%のジャパンマネジメントも検討してみてはどうでしょう。
銀行の条件変更中(リスケジュール)でも利用可能な三共サービス
※所定の審査がありご希望に添えない可能性があることはご了承ください。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
資金繰りのことを気にせず事業運営ができれば、一番いいですね。
ただ、現在のようなコロナ禍の状況ではそうも言ってられない事情も多いかと思います。
なので、利用できるものは全て利用していきましょう!
様々な事業環境の変化がある中で、資金の調達手段は多いにこしたことはありません。
即効性はないかもしれませんが、AI融資も今後利用を検討するのもありですね。
では、本日はここまでにします。いつもありがとうございます。
・正直資金繰りが厳しい
・銀行の融資がなかなかおりない
・すぐに現金が必要