こんにちわ、てつやです。
本日はこんなお悩みを解決する記事となっています。
・現役銀行員
・20代、30代で転職活動経験あり(いずれも数社内定あり)
「いやいや、あなた転職していないやん!」というお声もあると思いますが、その理由を先にお伝えしておくと、以下2点です。
- 明確な転職の軸が無い中、年収が50万くらいのアップor成果報酬体系だった
- 個人的に複業(副業)した方が良いと思った
一般的に銀行員はそこそこ他業種と比べ年収高いです。
そもそもぼくが転職を考えたきっかけは、
「営業ノルマがきつい」、「めんどくさい人間関係」、「業界自体が斜陽」だからです。
明確な転職の軸も無く漠然と不安だからでした。
有難いことに外資系メーカーの営業職やコンサル会社、保険会社で内定をいただきました。
中には年収アップの条件もありました。
しかし自分の気持ちの整理がつかず、こんな気持ちでは何より転職先に対して失礼だと思ったんですね。
今のまま銀行員でいることと、他業種に転職する選択肢に苛まれている時に出会った考え方が、
「副業(複業)」という選択肢でして、ぼくの場合はこの考え方が一番フィットしていました。
だから今こうしてブログを書いているわけです(笑)
今銀行員で転職しようとしているあなたにも一度立ち止まって「副業」について考えてほしいです。
良ければ以下ご参考下さい。
かなり前置きが長くなってしまいました。
本日は銀行員のぼくが転職活動をして感じたこと、転職していった同僚の内容をもとにお伝えしていきますね。
それでは「銀行員が転職できるかどうかについて」からお伝えしていきますね。
銀行員の転職事情について
「銀行しか転職できないのでは?」「他の業種での採用あるの?」といった不安から、転職に踏み切れないということもありますよね。
銀行員の転職事情については現状以下の通りです。
- 銀行員の転職は増加
- 銀行員は転職に有利
銀行員の転職は増加中
銀行の店舗統合や人員整理、収益の減少といった業界全体の課題に加え、銀行の存在意義が問われているので銀行員の転職は増えています。
銀行員の転職希望急増。#仮想通貨 が実現されようとしている時代。
民間の銀行業務は時代遅れのものとなりつつあるのでは、、
~銀行という金貸し業務の終焉~ https://t.co/trF5BveyOi … pic.twitter.com/snBOryu0LD— tanaka kazushige (@tanakakazushige) December 14, 2020
また、2020年1月dodaが発表した「業界別マーケットレポート金融業界」によると、2013年と比べ2019年の銀行員のdoda登録者が4倍近くなっていると公表されてます。
銀行員は転職に有利
銀行員のあなたは「銀行以外では使い物にならないのでは?」と考えることもあるでしょう。
しかしお金を扱う仕事に携わっていたということは大きな武器になります。
特に「銀行で働いていた」という人は、以下のことを期待されて採用されやすいそうです。
- 社会人としての基礎がある
- 顧客に信頼される知識とマナーがある
- 数字に強く経営に関するアドバイスもできる
- 財務や会計スキルがある
専門のスキルがなくても、「銀行員」というだけで信用に値する人材だと思ってもらえるのです。
さらに銀行員は資格コレクターになりがちですが、あれば採用される可能性はアップします。
銀行員が転職で活かせる強み6つ
銀行員は転職に有利ということをお伝えしました。
以下で詳しく銀行員の強みについてお伝えしていきますね。
具体的には6つの強みがあります。
- 元銀行員という安心感
- 銀行員のストレス耐性の高さ
- 資格をコツコツ取得する勤勉性
- 丁寧にきっちりと仕事をこなす姿勢
- 銀行員はゼネラリストとして総合評価が高い
- 銀行員の数字の強さ
強み①元銀行員という安心感
転職先の面接官からみても元銀行員という安心感は絶大。
基本的に銀行員は有名大学出身者で高学歴であるケースが多く、学歴の高さだけでも転職活動で有利になることが多いです。
さらに、年齢の高い面接官だと銀行員のキャリアの効果は絶大。
「入社・競争倍率が高い銀行に入社できたんだから変な人材ではない!是非当社に来て欲しい!!」
と勝手にスクリーニングしてくれることも。
しかも、入行後にも数ヶ月にわたり研修を受けてきた人材なので社会人としての基礎能力が高いとも評価されます。
他にも元銀行員として以下のような能力も評価されます。
◆事務処理能力
◆個人・法人営業能力
◆決算書・財務諸表が読める
◆コンプライアンス意識・規則・規律を守る
実際数年前までは、一定以上の学歴やコミュニケーション能力がある人でないと銀行で働くことすら出来ませんでした。
また銀行の面接時に「両親の職業」などを質問された人も多いのではないでしょうか。
親の職業を聞くことで、スクリーニングしたいという銀行側の狙いですね。
こういった厳しい新卒や転職での面接を経て銀行に入社できた人材なので、転職市場では高い評価をされやすいのです。
強み②銀行員のストレス耐性の強さ
元銀行員の強みの1つは圧倒的なストレス耐性の高さ。
◆数字の詰め
◆ノルマ達成のプレッシャー
◆厳しすぎるコンプライアンス、リスク管理
◆本部(融資)と顧客からの板挟み
◆飲み会多いのに会計は一番下がする悪しき風習
色々理不尽極まりないです。「銀行の常識=社会の非常識」とは言いえて妙ですね。
毎日毎日過酷なストレスにさらされています。
早朝から遅い時間まで毎日働いているのに、飲み会に強制参加。
銀行員は様々なストレスに打ち克つ、高い忍耐力・精神力・モチベーションで日々の業務を乗り切ってきたはず。
銀行を退職した元同僚は「銀行の仕事がいかに異常なストレスの多さだったか…」を語ってきます。
ストレス耐性の高さは転職時に自信をもってアピールして良いポイントです!
強み③資格をコツコツ取得する勤勉性
銀行員は平日に仕事や終わった後や、土日に資格取得のために勉強してきました。
ぶっちゃけ銀行から金融以外への転職で銀行資格は役立たないことが多いです。
正直30代で転職活動をしていて、資格自体は評価の優先度がそんなに高くない印象でした。
どちらかというと評価されるポイントとしては「資格をとった勤勉性」です。
日常の業務をこなしながら、資格勉強も継続できる勤勉性はどの業界に転職しても必要なことで評価されるポイントになりますね。
強み④丁寧にきっちりと仕事をこなす姿勢
銀行には独特なルールが多いです。
でも独特なルールのおかげで転職市場では「銀行員の仕事は丁寧」という印象を持たれています。
例えば、業務終了後1円でもお金が合わなければ全員で足りないお金を探しますよね。
大事なお金なので当然なのですが、時には細かすぎるルールに疲れることも。
でも銀行の堅苦しいルールのおかげで「銀行員は仕事を丁寧にする」というイメージがついているのです。
強み⑤銀行員はゼネラリストとして総合評価が高い
銀行員は幅広い知識や能力を持つゼネラリストとして転職市場で評価が高いです。
・投信、保険、預金、経理、法人など幅広い金融知識
・営業力(個人・法人)
・社内、店内での根回し
・新人時代の雑務の数々…
⇒入行後ジョブローテーションとして様々な部署を経験できるから可能!
これらの総合力の高さは、他のビジネスマンにはない銀行員の立派な強みです。
また銀行から保険会社など同じ金融業界へ転職する場合には、高度な知識や経験は金融のプロフェッショナルとも判断されます。
タフなビジネス現場を経験し数字にも強ければ、ポジティブなイメージを持ってもらえますよ。
毎月のノルマ達成のプレッシャーや上司からの詰めに苦労したはずです。
昇格のために土日を犠牲にして資格試験にも励みました。
でもその時に苦労した経験が、転職市場ではゼネラリストとして高い評価を受けるのです。
強み⑥銀行員の数字の強さ
銀行員に対する世間からの評価として「数字への強さ」があります。
「数字の強さ」は他業種に転職する上でも銀行出身のキャリアが評価されやすいポイントになります。
世界中のどの仕事に従事するにしてもお金の管理や計算は必須。
ですので転職活動の時には、「数字の強さ」「資金管理の正確さ」には強みとなるのでしっかりアピールできます。
銀行員の転職先で多いのは?
銀行員が転職をする際、どういった企業に転職すべきなのか悩む人も多いでしょう。
銀行員はお堅いイメージなので、転職先もお堅くなりがちという意見もあります。
元銀行員ですが本当にそう思います。
そこで働く人も無駄とわかりつつ同じことをしています。
そして辞める人の転職先は同じような課題のある公務員が非常に多いです笑— 川島達也|LRM 情報セキュリティコンサル (@lrm_kawashima) March 16, 2020
ここでは銀行員の転職先として、実際にどういった職場が多いのかお伝えしていきます。
他の銀行に転職
銀行員としての経験やスキルを活かすことができるのは、同業種である銀行です。
銀行員としてある程度の年齢になると、年収もアップしています。
なので同程度もしくは今以上の年収を得たい場合は銀行に転職するのも一つの選択肢でしょう。
銀行も店舗を持たないネット銀行なども増えているため、転職は選択肢が広がっています。
しかし、今後はより専門性・スキルの高い人材が生き残っていくと予想されます。
金融関連企業に転職
保険会社、証券会社、またクレジットカード会社、投資ファンドといった金融関連の企業への転職も、銀行員であれば採用されやすい業界です。
銀行での経験・お金の知識を生かしやすいので、転職後も働き方のイメージがしやすいです。
特に家族がいて、安定した収入を得たいのであれば一つの選択肢でしょう。
公務員に転職
銀行員から公務員を目指す人も多くいます。
その理由は主に以下です。
- 銀行員と比べノルマの重圧が少ない
- 高学歴を活かして公務員試験を突破しやすい
- 安定して長く勤めたい など
大企業ほど高収入は得にくいですが、転職者であっても不利な立場にならないという点も大きな魅力です。
コンサルティング会社へ転職
銀行員としての肩書きを必要とされる、コンサルティング会社へ転職をする人もいます。
他の業界と違うのは、顧客にまず信用してもらうことが必要な世界であるということ。
銀行員である程度経験を積んでいる人は、人脈もあり、地位もあるため、そのことが有利に働きます。
その地位を維持したまま、管理部門の責任者として活躍している人も多いです。
銀行員が転職先を探す方法2つ
銀行員が転職先を探す方法は大きく分けると以下2つです。
✔紹介してもらう
✔転職エージェントを使って転職する
紹介をしてもらう
転職する際、紹介してもらうという方法があります。
銀行内で優秀な人材ほどヘッドハンティング的に取引先や取引先の紹介などで転職している印象があります。
紹介であれば紹介者が働いている会社になるので詳細もイメージしやすいというメリットもあります。
転職エージェントを利用する
一般的な方法として、転職エージェントを利用する方法もあります。
おすすめの転職エージェントは以下です。
実際に自分が転職先の企業に向いているか、そもそもどんな業界がおすすめなのか客観的にアドバイスをくれます。
銀行員という強みを活かして良い転職をしてほしい
いかがでしたか?
「銀行員であること」それ自体が意外と強みであったりします。
銀行員はつぶしの効かない職業と言われることもありますが、自然と身についてきた姿勢や能力は転職しても活きてくるでしょう。
何故転職するのか、どういった業界に転職するのかを検討するのに役立った書籍は以下です。
早期リタイアも銀行員なら検討できるでしょう。こちらの書籍も役に立ちました。
では本日はここまでにします。いつもありがとうございます。
銀行員が転職する時の強みとは?