コロナウィルスを契機に今チャイナプラスワンを考える

ASEAN関連

こんにちは、てつやです。

中国湖北省武漢市発のコロナウィルスによって中国に進出している日系企業も様々な影響がでてきていますね。

中国内の物流状況や、春節前に地方へ戻ったワーカーが再稼働後の工場に戻ってこないなどの影響で中国国内での生産や調達に影響が出てきています。

「上海日本商工クラブ」は企業が活動を再開した今月10日から12日にかけて、上海に拠点を置く日系企業を対象にアンケートを行い、合わせて635社から回答がありました。

このうち新型コロナウイルスに対する従業員の安全確保について、複数回答で聞いたところ、9割近くの企業が「在宅勤務」を行っているほか、半数近くの企業が「上海以外の地域から戻った従業員を対象に、14日間の自宅待機」をさせていると回答し、多くの企業が本格的な業務再開には至っていない実態が明らかになりました。

また、半数を超える企業がすでにサプライチェーンに影響が出ているとしたうえで、中国国内の工場などの操業停止が続いた場合、3割を超える企業が、これまでどおりの生産や調達ができなくなると答えました。

中国 上海 日系企業の多く 本格的な業務再開に至らず
2020年2月16日 6時41分  NHKNEWS WEBより

また、中国の協力工場からの輸入に商品を依存している日系企業にも貿易面で影響が出てきています。

今はまだ在庫で商売が成り立っているものの、在庫が尽きてしまったら、、と不安に思われる企業も増加している印象です。

中には、今回の件で日本国内での協力工場に急遽応援を要請して対応している企業もあるようですが、幸いにも見つかればいいですが、海外に頼った商材であれば原価はかなり高騰してしまいますし、日本の国内市場の縮小の中、なかなか見つからないのが現実です。

今回のコロナウィルスの蔓延によって、世界2位のGDPを誇る中国の存在感について再認識するとともに、万が一のリスクヘッジの必要性については改めて認識する機会となっているのではないでしょうか?

日系企業の中国の位置づけ

外務省の毎年の調査によると、2018年時点で日系企業の海外拠点数は76,000社弱です。
そのうち7割がアジアに分布しています。
これは地理的にも比較的近いアジア圏でビジネスをしていきたい意向の表れです。

中国に進出の日系企業の拠点数は他アジア各国を凌駕しており、同年31,631社です。
その次の国はインドで5,102拠点ですが、中国はそのインドの約6倍強の拠点数を持つということから、どれだけ中国が日系企業のバリューチェーンに欠かせないかということがお分かりになるのではないでしょうか。

2018年アジア国別拠点数
海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果(令和元年)より作成

中国が選ばれてきた理由

  • 原料の調達ができるので一貫生産が可能
  • 人件費が日本に比べまだ安い
  • 地理的に日本と近い
  • 中国マーケットも狙える

こんなところでしょうか。
雑多な商材でも品質面は日本とさほど変わらないレベルに来ているものもありますし、人件費は高騰しているとはいえ、日本でサプライヤーを探すより、中国でトータル的に安価で日本人にも訴求できる商品の提供が可能とういうことでしょう。

まとめ

2003~2004年に流行したSARSの時に経済成長著しい中国ともう一カ国という意味で、
「チャイナプラスワン」というワードが出てきました。
さすがに私語になったのか、近年耳にすることは減っていましたが、最近チラチラ復活してきたようです。

まさに今回のコロナウィルスをきっかけとして、密接なつながりがあるからこそ、リスクヘッジの重要性を認識して、その他国含めた生産移管の検討をするきっかけにしたいですね。

今日はここまでにします。いつもありがとうございます。

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