初めての中国赴任で準備すること

初めての中国赴任、その時あなたは

2020年始早々、隣の国中国では湖北省武漢発の新型肺炎コロナウイルスが猛威をふるい世間を震撼させております。

それでも市場としての中国との貿易やビジネスの結びつきは年々深まるばかり。急に会社から中国に赴任することを命じられたら、どうしますか？

2016年夏、赴任が突如決まり僕はとても焦りました。何から準備したらいいのかさっぱりわからず、参考になるサイトも少なかったように記憶しています。中国赴任経験も踏まえ、行く前に絶対しておいた方が良かったことを今日は書きたいと思います。

このブログを読んで皆さんのお役に立てれば本望です。

絶対日本でしておくこと

お金のこと

どこでも必要なものといえばお金ですよね。現地法人or日本法人から給与を受け取る場合でもまとまったお金が急に必要になることもあるかもしれません。万が一に備えて複数の手段を用意するといいと思います。日本の銀行窓口や郵送での手続が必要となるので、赴任が決まったら真っ先に行いたいですね。

１．ネットバンキングの開設

国外では、ATMや窓口での振込が出来なくなります。個人情報の取り扱いが厳しくなり、代理人での銀行取引も煩雑になったり、毎度のこととなると気が引けるという事情もあります。
下記の機能は中国からでも操作して確認できるようにしておきましょう。

・口座の照会機能
・振込機能
・メールでの通知機能

また、振込金額の上限は近年、少額に基本設定がされているので、上限金額の変更も合わせて行っておきたいです。国内と海外からのサービス規定が異なる場合もあるので事前に確認しておきましょう。

２．海外ATM対応カードの開設

日本の銀行カードは海外のATMで対応可能のものとそうでないものがあります。2018年12月までは新生銀行の国際キャッシュカードが便利でしたが、現在は取扱いを禁止しているので、イオンデビッドカードなどが代替手段となります。
デビッドカードなのでクレジットカードよりも安心だし、手数料も安いです。
ただし、デビッドカードは審査があるため、できるだけ早めの手続を。

３．クレジットカードの期限について

中国に入って就業ビザが取得できれば、銀聯カードを作ることができる（銀行口座の開設ができる）ので中国にいる間は当カードがあれば十分です。むしろ、VISAやMasters、ましてやJCBなんてほとんど使うことはできません。
ただ、中国からの第三国への出張や旅行に行くことがあれば、海外クレジットカードの方がいいことも多いです。

注意したいのは、クレジットカードの有効期限の確認やPINの確認です。どこのクレジットカードでも海外赴任中に更新や紛失時の再発行で郵送先がないと失効します。
あらかじめ、日本国内に郵送先を確保しておいた方がよいと思います。

通信手段（携帯電話）について

中国はインターネットの規制が非常に厳しいです。日本のSNS類（Twitter、Facebook、LINE）、Yahoo、googleなどの検索エンジンなど基本的には利用できません。そのため、丸腰で入国するととんでもないことになります。
一方で中国内のインターネットの外部環境（freewi-fiスポットなどのインフラ）は整っていますし、携帯一個あればアプリで生活の全てが出来てしまうといってもいいほど利便性を享受できる環境があるのも事実です。快適な中国生活を行うために携帯をはじめとする通信環境を準備していくことが非常に大切です。

４．携帯電話の準備について
断言できませんが、中国キャリアの携帯（ファーウェイ、OPPO、小米など）については国の監視がなされている可能性があることから、日本その他海外で購入したスマートフォンを利用する方が望ましいと思います。

前述したように、中国では各種アプリがかなり充実してますので、たくさんのアプリを取得することになると思います。
また、せっかくの海外赴任ですので写真や動画を取ることも多いでしょう。

・容量の大きいSIMフリーのスマートフォンがオススメ
・各種アプリは中国の携帯番号に紐づけすることになるので、SIMについては
　中国に赴任してから買いましょう