Alipay(アリペイ/支付宝)ビザなし日本人が中国で利用可能。チャージ方法まで教えます

アリペイチャージ方法 中国生活

こんにちは、てつやです。

Alipay(アリペイ/支付宝)とは、中国で利用されている電子決済アプリです。

ぼくが駐在していた2016年頃から急激に利用増加をしました。
日本のPayPayやLINEPay、メルペイなどの先駆け的存在ですね。

日本でも2020年春ともなれば、電子決済もぼちぼち普及してきていますよね。
なので今さら中国のAlipayを日本で利用する必要はないかもです。

しかし、中国に出張や旅行ベースで行くことがあるのであれば、この決済方法が利用できた方がいいと思いませんか?

今回は短期的に中国に出かける方(出張、旅行など)向けに Alipay の外国人決済機能である『Tour Pass』について、アプリの取得、登録方法、チャージ完了までをご案内いたします。

正直この記事を読み進めてもらえれば、チャージまで10分もあれば十分ですよ。

少し前までは、中国側の規制が厳しくなっていて中国現地の口座が無ければ (現地口座の作成は就労ビザなどが必要) 日本人が中国でAlipayを使うことができませんでした。

しかし、2019年から現地の口座がなくても、国際クレジットカードを紐づけして、プリペイド形式ではありますが、中国内で利用出来るようになっていたことが判明いたしました。

久しぶりにスマホアプリ整理をしていて、Alipayを久々に開いたら画面がだいぶ変わっていたので気づきました。。

2019年11月に変更になっていたようです。

日本経済新聞より一部抜粋

中国ネット通販最大手アリババ集団とネット大手の騰訊控股(テンセント)はそれぞれ傘下のスマホ決済サービスを中国を訪れる観光客でも利用できるようにした。中国ではスマホ決済が普及しているが、外国からの観光客は原則使えなかった。政府は観光誘致の旗を振っており、2社は決済の利便性を高める。

Alipayとは

中国の阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング、Alibaba Group Holding) が提供するアプリ決済サービスです。

全世界ユーザー数が10億人を超えており、月間のアクティブユーザー数も7億人と世界最大級のものとなっています。

使い方は日本の電子決済サービスのように、「QRコードを読み取る」、「店員に提示する」といった操作をするだけで決済ができるようになっています。

Alipay(アリペイ/支付宝)は、中国では使えない店はないといわれるほど普及しています。

店頭での支払いだけでなく、屋台や地下鉄の乗車、携帯電話代、光熱費などの支払いにも利用されていますよ。

中国のAmazonといわれる「淘宝網(タオバオ)」での決済にも使えますし、その他にもさまざまなお店や公共料金の支払いもでき、便利な機能も多いため、生活のあらゆるシーンで利用されています。

便利な機能の例としては、このアプリで「個人間借入」や「理財「」という運用商品を購入・管理することもできます。
本当に何でもできてしまうんです。

「中国で財布は必要ない」の理由はこのアプリのおかげなんですね。

ちなみに、出張や旅行の時は国際キャッシュカードがあるでしょ?とお考えの方もいるかもしれませんが、クレジットカードだと回収まで時間がかかる、クレジットカードの加盟店になるには店側にも相応のコストがかかることから街での少額の支払いだと店側が露骨に嫌な顔してきますね。

アプリの取得

まずはアプリを取りましょう。

こちらからどうぞ。

Alipay - Simplify Your Life

Alipay – Simplify Your Life
開発元:Alipay (Hangzhou) Technology Co., Ltd.
無料
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登録方法とチャージ方法

外国人決済機能である「Tour Pass」を利用するための登録方法、チャージ方法はこちら。

  1. 初めてアプリを開くと、ログインかサインアップの画面が出てくるのでサインアップを選びましょう。
    すると下記画面がでてくるので、エリアコードをJAPANにして+81を確認の上、自分の携帯番号を入力します。

    tourpass画面1

  2. 登録した携帯番号のショートメッセージに4桁のコードが送られてくるので、そのコードを記入してください。

    tourpass画面2

  3. 中国で就労ビザ(それに伴う家族ビザ)が無い方は国際版(international version)となりますので、YESです。
    登録は以上です。

    tourpass画面3

  4. ホーム画面にたどり着きました。
    国際版なので画面中央に「Tour Pass」の文字が大きく見えます。
    スタートを迷わずクリックです。

    tourpass画面4

  5. 上海銀行のプリペイドカード画面が出てきました。
    とりあえず100CNY(人民元)チャージしてみたいと思います。
    100をクリックすると、色々情報の提供を求められます。
    上から順番にパスポート番号パスポートに記載のアルファベットの名前誕生日パスポートの写真クレジットカード情報です。
    キッチリ記入しましょう。
    記入したら同意欄にチェックを入れて次へをクリックです。
    サービスの確認書がでてきますので確認&支払ボタンをクリック。

    tourpass画面5

    tourpass画面6
    tourpass画面7
  6. そうすると、ホーム画面に戻ります。
    画面下真ん中のFriendsにメッセージがきているので確認しましょう。
    審査してますよーという画面があるので審査が終わるまで待ちましょう。
    最終的に下記画面になれば利用できます。
    ぼくの場合5分で審査終了しました。
    これでチャージもOKですね。
    お疲れさまでした。

    tourpass画面8

Tour Passの仕組みと知っておきたいこと

以下の点は最低限理解しておきましょう。

  • 外国人は国際版となり、上海銀行でプリペイドカードを作成する仕組みである
  • チャージ可能金額は100元~5,000元まで(1元=約16円)
  • 2020年1月3日からチャージ手数料は一回のチャージ金額につき5%発生(以前は無料でした)
  • チャージの際の為替レート、引落タイミングは登録クレジットカードの規定を確認
  • チャージできる期間は90日間。90日経過すると自動的に払い戻しとなる
  • 中国での利用は「QRコードを読み取る」、「店員に提示する」のみとなる
  • タオバオなどのネットショッピングの決済での利用はできない

いかがでしたか?

中国に訪問する際に、現地の中国人と同じ支払い方法をあらかじめ準備しておけば、移動や買い物がよりスムーズになること間違いなしです。

日本以上に電子決済の文化が根付いている中国生活を是非利用してみてくださいね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。