冷静に考えよう新型コロナウィルスについて

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2019年末から中国湖北省武漢市発の新型コロナウィルスは時間の経過とともに感染者が拡大しています。2020年1月31日時点で感染者は9692人になり、1万人に迫っています。これは2002年~2003年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の8096人とされる全世界の感染者数を上回ったことになります。

日本を含めた海外にも感染者が出ており、人から人へうつるケースも出てきました。事態の収束はまだまだ見通せない状況ではありますが、今一度新型コロナウィルスについて調べてみました。

新型コロナウィルスって何?(2020年2月1日時点)

現在新型コロナウィルスについてわかっている内容は以下です。

  • コロナウイルスとは、表面に存在する突起によって形態が王冠「クラウン」に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する「コロナ」が由来
  • ウイルスの一種で哺乳類や鳥類の呼吸器や消化器に感染
  • 高熱や肺炎などが主な症状(37.5度以上の発熱や、せきを伴う肺炎症状が特徴)
  • ヒトからヒトへの感染も確認(患者のせきなどの飛沫感染が中心)
  • 感染者1人からうつる人数1.4~2.5人
  • 潜伏期間2~14日?
  • 致死率2~3%
  • 感染源はコウモリ?
  • ウィルスが変異すると新たな症状、ヒトへの危害が増加する可能性もあり

近年に発生した新型ウィルスとの比較

近年同じように世間を賑わせた新型ウィルスと比べてみたいと思います。
新型コロナウィルスは依然猛威を振るっているので暫定的な内容ですが、以下にまとめました。

新型コロナウィルスSARSMERSインフルエンザ(日本)
症状高熱や肺炎高熱、肺炎や下痢高熱、肺炎、腎炎や下痢高熱、発熱や頭痛など
感染源
コウモリ?
コウモリヒトコブラクダヒト
感染者数10,000人以上約8,000人
(2003年~2004年)
約2,500人(2012年~)年間約1,000万人
感染者1人から
うつる人数
1.4~2.5人2~4人1人前後約2人
潜伏期間2~14日?2~10日2~14日1~3日
致死率2~3%約10%約34%0.1%以下
(日本)
  • SARSやMERSに比べると、致死率は現在のところ極端に高いというわけではない
    日本のインフルエンザで亡くなる方は年間10,000人程度ということで考えると、絶対数は決して高くない
  • 感染者が過去の新型ウィルスよりも急速に拡大している
  • 患者一人からうつる数は決して多くない
  • 潜伏期間はインフルエンザに比べると比較的長くなる傾向がある

過去の新型ウィルスよりも急速に拡大している原因

  1. 感染震源地が湖北省武漢市(人口1,108万人)という大都市である
  2. 近年の経済成長による中国人観光客の旅行、ビジネスパーソンの増加などにより海外への移動が増加している
  3. 中国の旧正月の法定祝日である春節(1/24~1/30)前後は特に中国内、海外への人の移動が多い

以上のような要因が考えられます。
ヒトからヒトへの感染が認められた今、中国はもちろん各国が対策を取ろうとも、人が生活を送る限り防ぎきれない部分も出てくることは致し方ないと思っています。

治療法・予防策はあるの?

治療法について

根本的な治療法は確立しておらず、ワクチンもありません。
しかし、既存の薬が効く可能性があるとされています。候補の一例として、エボラ出血熱の治療のために開発された抗ウイルス薬などです。アメリカの国立衛生研究所(NIH)は1月、新型コロナウイルスのワクチン開発に着手したことを明らかにしました。

各国の治療薬の開発に期待ですが、今のところ罹患してしまうと有効な治療法はないので
未然に防止することが大切なようです。

予防策について

今のところ飛沫感染が認められているので、日本のインフルエンザ予防と同じように、

  • マスクの着用
  • 手洗い、うがいの励行
  • 消毒の励行

などをこまめに行うしかないようです。

まとめ

✓治療法が確立していないことから予防が大切
(マスク、手洗い、消毒など基本的は予防の徹底を)
✓致死率は過去のウィルスに比べると少ない
 数では日本のインフルエンザで亡くなる方の方が現状は多い
✓極度に中国(人)を避けるのではなく、共にこの問題に取組んでいく姿勢が必要

今回は、新型コロナウィルスについて書きました。
過度に心配することなく、凡事徹底を行い予防に努めましょう。
巷のSNSなどでは過度な中国排除論も一部ありますが、このような時こそ国際社会一枚岩となり、国には事態に対処してもらいたいですし、我々1人1人も助け合いの精神を持ちたいものです。